T様邸浴室・洗面室・トイレ改修工事

2021/09/28

こんにちは。

大久保です。

 

今回は集合住宅の浴室・洗面室・トイレの改修工事です。T様はある程度改修された中古マンションを購入されました。一度リフォームはされているようですが浴室・洗面設備は20年経過している為、交換を検討されたようです。当初は当社以外で見積りを取り、計画を進めていたそうですが何か食い違うらしく…。そんな事から現場近くにある当社にも『声をかけてみよう!』となったそうです。ただコロナの関係もあり初期段階では人の出入りを抑えたいとの希望がありましたので、図面とおおまかな要望で標準工事を含む概算見積りを作成させていただきました。現場を見ていない状態での見積りの為、状況により変わる可能性を伝え、比較検討していただきました。

 

比較の結果、正式に見積り依頼をいただき、現場調査の段取りを立て伺う事になりました。伺ったところ…。う~ん、これは難しいぞと。分電盤から読み取れる情報としては築50年。概算見積り時は築年不明でしたから…よく聞かなかった私も悪いのですが(-_-;)構造体は集合住宅だからRCでしょう。屋内の間仕切りは木か、軽天で組まれていると想定していました。しかし、施工予定の浴室・洗面室・トイレはブロックにモルタル左官で仕上げられています。これは仕上げの取り合いもしっかり考えないと納まらないぞ(-_-;)床も当初は考えていませんでしたが軋みが多々見受けられます。そして、おそらく前の持ち主の方がDIYしてるところが…結構雑。やること盛り沢山そうです。

 

【施工前】

・LD

タイルを交えお洒落でいい感じにレトロな雰囲気で仕上がってます。今回はこのいじらないLD側との調和もテーマです。

 

・洗面室

入口側に見えるヘの字。嫌な予感ぷんぷんです。何故床上がってる?と。すっきりしてはいますが収納ないから使いにくそうですね。

 

・浴室

 

こいつは何も問題ない。私のレベルなら…。アリアハンからは無事に脱出出来るくらいのレベルはある筈ですから…。

 

・トイレ

トイレはほぼ新品です。勿体ないな。

 

【成約後】

・洗面室床

勝手には開けませんよ。ちゃんと当社で施工する意思を確認し、了承いただいた上で行ってます。このリフォームの仕方だと配管はおそらくほとんどいじってないはず。せっかく改修するなら配管更新も考えないと。お金だけではない安心の工事を提供出来るように…。職人さん頼むとお金かかるので自分で行いました。やっぱり床は二重貼りだ…。この段階でどこまで施工するか決まったのであとはしっかり段取するだけです!!

 

・洗面室床下

配管は案の定ほとんどいじられていませんでした。今回は傷んだ洗面室床のやり直しも含んでいます。築50年超えでは水道管内はライニング処理なされていないだろうから、配管内はおそらく錆が…。今回は配管更新の一番のチャンスなので提案通り、配管は更新で対応させていただく事になりました。

 

『見えない所なんか手を抜けばいいじゃん。金そんなに変わるわけではないし、どうせ見えないんだから。手間だよ。無駄無駄。』と言われた事あります。見えないところだから、あとで簡単にはやり直せないんだからこそ、しっかりやらないといけないのにね(-_-;)反面教師な金言として、今でもしっかりと心に刻んでいます。阿保でも一生懸命仕事してる方が僕らしいんで、僕はしっかりやります!!

 

【養生】

 

 

 

 

今回エレベーターと1階共用部はラッキーでした。他部屋施工業者さんのを残してもらえました。多少プラスαなんで楽でした。廊下はワックス絡みある床なんで粘着弱いテープを交えつつ…相変わらずですがいい養生(´∇`)自画自賛。

 

 【解体開始】

昔のユニットバスの浴槽取り払うと…掃除なかなか出来ないところだからやっぱり汚れが…。

 

 

洗面床は素人の方が組んだのかな?とにかく無駄にビス打ちまくり、床はヘの字の予想通り直貼りの二重貼り…壊すの大変でした。

 

なんとか解体も無事に終わり、掃除してすっきりしました。この壁を生かしつつの復旧。慣れてない人だと冷や汗とまらないでしょうね。

 

【解体物】 

 

今回は家前の廊下広かったんで仮置きさせていただきました。この時はまだ床のゴミ出きってなかったんで、まだまだゴミは増えます。

 

【配管更新】

 

 

ここでガス管といじらないキッチンと給湯器への配管以外の出来るところは全て交換します。

 

【大工工事】 

大工さんの加工場作りです。ベニヤ切ったり、材木切ったりと丸ノコバンバン使うのでビニールで部屋の間仕切りを作り、安心して施工できる場所を提供します。

 

材料の搬入や足りない資材の購入などしてたので途中経過写真なく…(-_-;)ユニットバス設置の基準となる床と入口枠回りの造作完了です。

 

【ユニットバス組立設置】

 

 

 

ユニットバスの設置完了です。洗面と浴室の床は段差なくなりました。さらに短手の奥行も5センチアップ。わずかな差かもしれませんが、これで使いやすさはかなり向上したでしょう。

 

【大工工事】

大工工事の前には浴室をしっかり養生します。電気屋さんも仕事するので出入り気にしないで済むようにしっかりと。

 

洗面台設置箇所です。配線しやすいよう、そして設置時の不陸調整出来るようにこれから壁をふかします。ふかすとは今ある壁をより手前に作り直す事です。これでふところ(壁内の空間)出来るので配線や配管を隠蔽できるようになります。

 

トイレの入口枠もきれいに出来上がりました。そして洗面台設置部には何かボックスが…。

 

洗面入口ドアも交換しました。以前は広すぎる間口でしたので使いやすい間口に小さくしました。そこに出来た小壁をうまく利用し、露出設置されていたスイッチを埋め込みました。これで入口廻りもすっきりしました。

 

この時についでに先行で行っていた塗装の塗れなかった箇所を対応しました。現場監督は現場職人間でも、お客様と職人さん間でも、現場をつなぐ潤滑油でなければなりません。ただ偉そうに指示するだけでなく、よい仕上がりに向けた、段階段階での雑工も大切な仕事になります。ここを雑にする会社や営業ばかりだからクレーム産業なのだと思います。取ったら終わりではなく、しっかりと施工を終わらせて・・・請負完了なんです。でも『本当のお付き合いはここから!!』です。僕に仕事を教えてくれた大工さんはよく『人と人とのつながりなんだから請け負ったもの終わって終わりではなく、住み始めてからの関係こそが大切だと。街中でぶらりとあっても世間話出来、困った事あれば気軽に声をかけ合える関係構築。だからこそ、こなす仕事ではなく、一つ一つの段階をしっかりと行う事が大切だ。』と。

 

本当はこの段階で塗装工事が仕上がり含む段取りとしては理想です。ただ、それだと設備の使えない期間が長くなり過ぎます。在宅の場合は住まわれている方への生活配慮も欠かせません。なので今回は解体前に塗れないであろう箇所も想定の上、段取りしてました。補修用塗料も預かっていたので問題なく対応出来ました♪色から作るとなると…僕にはお手上げでしたが。あれは出来ません。調色時に、いまだに何故そこに赤?青?と思ってしまう配合なので。

 

【内装工事】

 

内装も終わり大分部屋らしくなってきました。今回は明るい洗面空間を目指し、内装選定しました。

 

翌日に向けた資材搬入。そして養生を行い、最終日に向かいます。

 

【洗面台設置】

 

 

洗面台を設置します。そしてドア周りの内装、照明取付等の電気工事も平行して行います。養生剥がしや清掃も…大忙しです。職人さんには17:30には撤収いただき、私の施工確認、使い方説明、養生材の車への積込など作業終わったのは19:30…よく働きました。

 

【完成】

・LDから見た洗面入口

 

 

既存との調和をはかった、少しレトロな壁紙を貼りました。スイッチも戸先に移設しましたし、警報やモニターホンも新しくしました。玄関入口でお洒落でしたが頭ぶつけそうだったブラケットライトも天井に埋め込みすっきりした印象に。

 

・洗面台

    LIXILエルシー750間口

 

 

今回は収納力を重視した、洗面化粧台を設置しました。規格品では合わせられない間口でしたので、下台設置部のみカウンター壁を作り隙間を減らして取付しました。カウンターは物も置けますし、中途半端な隙間をなくなるので掃除もしやすく、一石二鳥かな?と。

 

・浴室

    TOTOマンションリモデルバスルーム

    WYシリーズ1116Tタイプ(短手115cm)

使用時の安心も考えて手すりもしっかりと取付ました。浴室床は乾きやすく、クッション性もあり◎なほっカラリ床。さっきもいいましたが奥行も5センチアップしてます。このサイズの5センチはかなりでかいです。本当は1216入れたかったのですが、設置に際しての現調寸法がギリギリ過ぎ、ブロック間仕切りで不陸も大きく、リスクが高過ぎたので断念していただきました。壊してから発注OKな現場などはいいのですが、先行発注して入らない…はT様にご迷惑をかけてしまいますし、僕の首が飛びます(-_-;)

 

床段差も解消できたのですっきりと、そして安心してお使いいただけます。

 

・トイレ

    既存脱着にて(LIXIL製) 

こちらは新しくリフォームされていましたので最低限の消耗材を取り寄せ脱着にて対応しました。棚付き紙巻器と手すりは今回の内装イメージに合わせ一新しました。

 

トイレ奥行が小さくドアを設置するには厳しかったので…洗面入口ドアを表示錠にして、プライバシー空間としての機能も向上させていただきました。 

 

施工は約2週間ちょっとと工期かかりました。この工事前に分電盤交換や塗装工事も絡めていましたので。ただその分仕上がりはよかったかと。施工中はもちろんですが、打ち合わせ段階も一生懸命頑張りましたからね。その結果、T様にはとても喜んでいただけました。施工後に九州出張中の息子さんにも改修後を動画撮影し送信され、自慢なさってくださったとの事。大変な工事ではありましたが、こういった喜びに触れ合えるから一生懸命やる事はやめられず…感無量な終幕を迎える事が出来ました(ToT)

 

今回も長々最後までお付き合いいただきありがとうございました。施工後の写真載せるだけならちゃちゃっと出来ますが…。依頼先定まらず…いや、どこに頼めばいいのか?どういったところ注意必要なのか?と困られている方が多いのがこのリフォーム業界の現状です。なかなか見れない裏側を紹介でき、『満足できるリフォーム』に少しでも多くの方が触れ合えるきっかけに繋がればと…。隠れたよい業者さんはまだまだたくさんいます。宣伝や商売は下手な業者さんの方が真面目に取り組まれているかな?と思います。マンションなどの場合は共用部の養生などの気の使い方見るのも手ですし、一番はやはり口コミかと。お友達などでリフォームされた方いたらお話聞いておいて、よい業者さんだったらメモっとくのおすすめです。

 

皆さんもよい業者さんと出会ってくださいね!!良いリフォームを体験なさってくださいね!!そして・・・そういう会社や営業さんや職人さんを大切になさってください。

 

大久保


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